いつもご覧くださりありがとうございます。
今日朝このニュースを見て驚きました。
「ウォルター・ベッカー氏死去」
今月(現地日時)3日に死去。(2017年9月4日現在では死因、場所ともに発表なし)
若い方はご存知ないかもしれません。今アラフォー、アラフィフの方々の若き頃「A.O.R」(アダルト・オリエンタル・ロック)というジャンルが流行しました。
今考えると分けわかんないジャンルですね。
ロックでもなくジャズでもなく、ソウルでもなくファンクでもないような、あるような。
でも、すべての要素を盛り込んだ新たなジャンルだったのです。
彼は学生時代の友人、ドナルド・フェイゲンと「スティーリー・ダン」を結成しました。
メンバーは沢山いるのですが事実上この二人のデュオといってよいでしょう。
1972年結成。
1977年発表のアルバム「彩(エイジャ)」は200万枚の大ヒットを記録。
余談だけれどたぶん、荒木飛呂彦の漫画『ジョジョの奇妙な冒険』、エイジャの赤石の名前の由来だ。
ワタシがこのバンドを知った当時はグリグリ坊主の中学生。
やたらと背伸びしたがるお年頃だ。
「大人の人たちが聴く音楽、ロック」という当時のキャッチコピーに飛びついたわけですな。
聴いてみると、なるほど落ち着いた曲調。
BPMは高くても、しっとりと落ちついた雰囲気。
ウィスキーを片手に、バーカウンターの上で指でリズムを取りながら、
その大人の男は聴くのだろう。
ふっと視線を横にやる。そして反対側の美女と目が合い・・・
と勝手な妄想が膨らみます。
今考えると恥かしい中学生・・・。
変形学生服とは絶対合わない音楽だ!
とにかく「音質」に拘った彼ら。音質オタクと言ってもいいくらいのベッカーさんでした。
もう、彼らの新しいアルバムは出ないのですね。
憧れのアーティストがまた一人減ってしまいました。

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