
古着とビンテージ、アンティーク?
様々な見解のあるビンテージという言葉。いわゆるビンテージモノは古着ですが、古着がビンテージかアンティークかというとそうではありません。
ではビンテージとは一体ナニをさす言葉なのでしょうか。諸説あるうちの1つですが、ヴィンテージとは元々ワイン用語であり、四半世紀(25年)以上前の特定の歳に出来たワインを指してヴィンテージワインと呼ぶそうです。これが現在ワインだけでなく、様々なアイテムにも使われるようになりました。
またアメリカの関税法にはヴィンテージは30年以上たってはいるが、100年未満で、アンティークは100年以上たったものを指しています。これはビンテージには関税がかけらるのですが、アンティークには関税がかけられないとしっかり区別する為です。合理的なアメリカらしいですね。
アメカジに見られるビンテージ
そもそもワイン用語であったビンテージは古いワイン、すべてに当てはまるわけではありません。収穫された年のブドウの出来、不出来によってヴィンテージワインになったり、ならなかったりするのです。ではアメカジでは?となってしまいます。
アメカジの場合、原料であるコットンの出来、不出来によってビンテージと呼ばれているわけではありません。明確な線引きがあるわけではないのですが、現在にはない特徴(デティール)を備えているモノをビンテージと言ったりします。よってジーンズなどのデニム製品だけでなく、Tシャツやセーター、キャップなどにもビンテージが当てはまったりするんです。
また先ほどのアメリカの関税に従い30年以上古いものを指す場合もビンテージと言って差し支えないでしょう。
ビンテージを着ているとおしゃれなの?
これは間違いです。「コーデに上手くビンテージを取り入れている人」がおしゃれなんです。なんでもかんでもビンテージを取り入ればおしゃれになるわけではありません。これは全身を高価なブランドモノで固めている人がおしゃれではないと言うことと同じです。大抵の方はコーデのヌケ感を出す為に取り入れています。もちろん全身をビンテージで固めていてもオシャレな方はいます。そんな方はコーデの基本コンセプトがしっかりしているからなのです。
ビンテージは高額?
もちろん人気のジーンズやミリタリージャケットなどは大変高額です。その為レプリカを生産販売するブランドが人気なのです。しかし、先ほどのアメリカの関税に従い30年以上古いものをビンテージとして販売している場合はそれほど高額ではありません。(もっとも今後高額になってしまう場合もありますが。)
私自身は服は着るためにあるっと思っていますので、普段着ることを躊躇ってしまうような服を購入したいとは思いませんけど、中にはコレクターアイテムとして収集している人もいます。高額になるのはコレクターアイテムとして人気が高まった希少なモノ、つまりビンテージを購入する人の思惑は様々なので、高額になったりするのです。
工業生産能力の高まった60年代以降のアメカジは市場に多く出回っているので比較的安価に購入できます。
古着を選ぶか、ビンテージを選ぶか。そこが問題?
どっちを選んでも良いのですが、コーデに取り入れるならやはり『自分に似合っているか』が問題です。着こなしのコンセプトがしっかりしているならば、予算が許す限りどちらでも良いというのが私の答えになります。古着やレプリカでも自分らしさが表現できると思えばそれでいいのでは?と思いますよ。
古着・ビンテージの魅力
「古着屋の服を汚いって言ってる方」も多いですよね。しかし古着には「今には無い色あい」や「現在には無いデザイン」が魅力です。誰が触ったか分からない!と言うのであれば、不特定多数が触る新品も同じことになります。
誰でも1度は試着室で試着したことがあったり、試着室で試着している方を見たことがあるでしょう。このアタリは好き・嫌いの分かれるところです。
アメカジ初心者はレプリカや古着から始めよう!
これからアメカジを始めよう!と言うアナタ。最初は国産のレプリカジーンズや、古着ジーンズから初めて見てはいかがでしょう?現行のリーバイス501の価格が安いタイプははフィリピン製が多くあまりオススメ出来ません。
むしろ国産ブランドの「フリーホイーラーズ、ブートレガーズ、TCB、トゥムーン、リアルマッコイズ( ジョーマッコイ、トイズマッコイ)、東洋エンター(シュガーケーン、バズリクソンズ)、フラットヘッド 、ヒューストンなどの方がアメカジテイストが感じられるアイテムが多く、人気です。そのジーンズに古着Tシャツ、ネルシャツなどを合わせると、「アメカジ好きファッション」の完成。ぜひアナタも挑戦してみてください!
アメカジ初心者におすすめアイテム①
トゥームーンのLot.530です。530はブーツにあわせるデニムを想定して企画。膝から下がほぼ垂直となっている、特徴的なシルエットに仕上がっています。ブーツ用ワーク仕様のストレートデニムになります。 トゥームーンのジーンズは#6363オリジナルデニムを使用し、履きごたえのあるジーンズを制作しています。まだまだ濃いインディゴブルーが残っており、色落ちが楽しめる1着です。古着になりますがコンディションは良好でBランクになります。
アメカジ初心者におすすめアイテム②
シュガーケーンの初期モデル、 1940年代のLee 101B COWBOY 大戦モデルのレプリカデニムパンツになります。 ・セルビッチ ・ポケット裏シングルステッチ ・ドーナツボタン ・イエロー&オレンジ糸を使用 ・赤センター刺繍タグ ・コインポケット耳付き。 ・股リベ付き。 などなど
アメカジ初心者におすすめアイテム③
14.5OZセルビッチデニム、リジッド(ノンウォッシュ)です。フロントはボタンフライ。やや細身のストレートになります。自分なりの色落ちを楽しんでくださいね。 品質の高いMADE IN JAPANです。
アメカジ初心者におすすめアイテム④
アメカジ古着の定番!LEVI'S(リーバイス)の501です。90年代前半とは言え、最近では状態の良い501をお探しの方も多いのでは? サイズもW32のゴールデンサイズです。
アメカジ初心者におすすめアイテム⑤
BLUEWAY(ブルーウェイ)のストレートデニム。 エッジのきいたヴィンテージ加工が施された、雰囲気のある1着。 アメカジファンは勿論ですが、どんなファッションにもあわせやすい、着まわし力の高いストレートデニムパンツは1本はおさえておきたいところ。 アメカジ好き、古着好きなあなたにオススメです。
アメカジ初心者におすすめアイテム⑥
リーバイスの通称66。70年代から80年代にかけては、まだ赤耳つきのジーンズでした。珍しく紙パッチが残っているのも嬉しい!最近ではまた需要が高まってきているのでこの機会に!
アメカジ初心者におすすめアイテム⑦
1970年代頃のリーバイスのデニムパンツです。当時、若者向けにリリースされていたラインとしても知られている「オレンジタブ」のアイテムの中でも特に見かけない珍しいデザインです。606や646、684、ブッシュパンツを代表とする名品を輩出している70年代のオレンジタブらしい、隠しポケットのようなデザインやベルボトムシルエットなどのディテールがみられます。
アメカジ初心者におすすめアイテム⑧
LEVISリーバイスの 646-1532 コーデュロイパンツです。 ジッパーは、42TALON ジップが使用されています。 MADE IN USA (アメリカ製 表記なし) 細身のベルボトム シルエットが人気の646モデルです。 (パッチとコインポケット、アーキュエイトステッチが省略) 細畝のコーデュロイですので年間通してはいていただけます。 年々、希少価値の増す商品、今後も入手困難になる商品です。 ビンテージ 646の中でもなかなか見かけないレアカラー オールド、リーバイス独特のカラーも魅力的な商品です
アメカジ初心者におすすめアイテム⑨
70年代から80年代前半と思われるリーバイスの501です。多少ダメージがあるものの、ヴィンテージ入門としておすすめの1着。程よい色落ちも魅力的です。
アメカジ初心者におすすめアイテム⑩
LEVI'S(リーバイス)の519です。77年製。TALONジップ。オレンジタブは、60年代に作られ通常のレッドタブよりも安価なモデルとして発売されたこともあり、当時の若者からも絶大な人気を誇ったシリーズです。その頃、スリムテーパードフィットカラーパンツとして誕生したのが、こちらの519。 505と606のちょうど中間位のシルエットで、テーパードのきつさが無く、シルエットの美しさから根強い人気を誇るモデルです。リペアの跡がお尻部分、ひざ内側部分にありますが、着用可能です。レングスもオリジナルでチェーンステッチです。
最後に
いかがでしたでしょうか。今どんなにおしゃれに見えている人も最初はファッション初心者だったんです。ゆっくり時間をかけて自分に似合っているアイテムはどんなものなのか?どのように着こなせばおしゃれに見えるのかを研究してきた結果なのです。ぜひあなたもココで紹介したアメカジおすすめアイテムで、アメカジライフを始めてみませんか?
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