ミリタリージャケットと言えばスコードロンパッチ
特にフライトジャケットでは多く目にするスコードロンパッチ。そもそもスコードロンパッチとは、部隊章だったり、特別な作戦を表すマークだったり、様々です。特に第2次世界大戦中のスコードロンパッチは、現在でも高い人気を誇ります。ユニークなキャラクターを使っており、ディズニー関連も多い(ディズニーはなんだか否定しているようですが)。素材もフェルトで作られたものや、レザーで作られたものなどこちらも種類が沢山。先日、ちょうどスコードロンパッチの画像を探していました。と、いうのも「自分で作れないか?」とアホな私は思っていました。今回は簡単にレザースコードロンパッチを作ってみよう!というものです。
自作スコードロンパッチに必要なもの

レザースコードロンパッチを販売しているサイトやオークションでは、1万円以上します。かなり本格的なスコードロンパッチですので、当然です。ここで紹介する「自作スコードロンパッチ」は簡単なスコードロンパッチなので、本格的なスコードロンパッチに比べると、見劣りします。ですが、材料費は何百円程度。使う専用工具などもいれても数千円です。
1.エレコム アイロンプリントペーパー

「かんたんシリーズ」えぇ、この「かんたん」に心揺さぶられました。アイロンプリントで作ってしまおう!という訳で説明書を読みながらこれに印刷します。
2.ハギレ革
白い革のハギレでも良いのですが、ベージュを選択。というのも少し色あせたヴィンテージ感を出したかったので。果たして革にうまく転写できるのでしょうか?気になる転写ですが、転写シートの説明書によると、「綿100%もしくは綿50%と記載してあり、防水処理したものや、ポリエステル100%などの対応していない生地には使用できません」との旨が記載してあります。つまり革はOKなんです。
3.アイロン

転写するために必要です。当然アイロン台も準備しておきましょう。
4.菱目うち
レザーを縫い付けるために、糸を通す穴を開ける器具です。無ければ千枚通しでも構いません。
5.プラハンマー(木槌)

菱目うちを使うときや、縫い終わった後の仕上げに使います。ダイソーなどの100均で準備できます。
6.トコフィニッシュ&ヘラミガキ

革の毛羽立ちを整える薬剤。切り口をヘラを使って整えるレザークラフトの必需品です。ヘラミガキは、菱目うちの穴を開ける下書きが出来ます。レザーブーツのメンテナンスにも使えるので、アメカジ好きなら持っておいて損はありません。
7.縫い針&蝋引きした糸

縫い針は2本あると縫いやすく、便利です。蝋引きした糸は手芸センターなどで手に入ります。
スコードロンパッチを自作しよう!
まずは、好きなスコードロンパッチの画像を転写シートに印刷します。印刷の仕方は、転写シートの取り扱い説明書に従います。もっと大きくしようと思っていたのですがハガキサイズです。『この時代のこの種類のジャケットにこのパッチは無い!』とか言う話はミリオタどもに任せます。好きなパッチを好きなジャケットに付けりゃイイんです!
印刷された転写シートをハギレ革にアイロンを使って転写します。しっかりと熱が取れるまでしばし待ちます。ここで焦ってシートを剝がすと、すべてが無駄になったしまいます。ここは慎重に作業しましょう。革でもうまくプリントできるんです。ベージュの革行うと、ヴィンテージっぽい色あせた雰囲気が出ていてGood!
スコードロンパッチの原画を参考に。
さて、お次は、カットです。カッター、ハサミ、など色々ありますが、私は彫刻刀でカットしました。
トコフィニッシュを塗り、へら付きヘリミガキで毛羽立ちを整えます。ゴシゴシ磨き終わったら、ヘリミガキで菱目打ちのあとをつけていきます。ここからはレザークラフト入門とか読んで見るといいですね。
菱目打ちが無ければ千枚通しでもいいかも。しかし、かならず穴を開ける場所を、先に決めて置くべきです。
さて、この手作りスコードロンパッチを取り付けるのはコチラ!N-1デッキジャケット(ヒューストン)です。なかなかイイ感じでしょ。だいたいこのアタリという場所に印をつけておきましょう。
いよいよ、縫いつけます。蝋引きした糸を2本の縫い針に取り付け、2本の針をワッペンに開けた縫い穴に交互に入れて縫います。つけ終わったら、プラハンマーで叩いてなじませましょう。
最初は「接着剤で取り付けようか」という考えもあったのですが、「飽きたらまた取り替え可能」と思っていましたので、今回は縫い付けにしました。
さて今回の自作スコードロンパッチ作製でのの反省点は
① 5mmくらい縫い代つけておけばよかったかなぁ~。次回は縫い代もあらかじめ印刷、プリントしておこう!という点
② 紐の色を白にしてしまったので次回は目立たない色で細い糸にしようと思います。今回ちょっと太かったので。
最後に
縫い付ける作業は、慣れていないとなかなか難しい作業になります。性能の良い接着剤もあるので、どうも不器用だという方には接着剤がおすすめです。実際にあったフライトジャケットにあわせ、スコードロンパッチを取り付けるのもいいですが、自分の好きなスコードロンパッチを好きな場所に、好きなジャケットにつける!というのもオリジナリティが出て楽しいですよ!ぜひあなたもスコードロンパッチ作製に挑戦してくださいね!
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